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聖居山(海抜579m)の中腹に位置する晩日寺は、創建年次は未詳であるが、石塔、摩崖仏、金銅石仏立像の彫刻技法や東国輿地勝覧の記録などから高麗時代(穆宗5年)に建立された寺院と推定される。現在の大雄殿は、1876年(高宗13年)築の法堂を1970年に撤去した後、全面4間、側面2間の初翼工様式の入母屋造りで建て直されたもので、有形文化財第168号指定の「天安聖居山千聖寺銘金銅菩薩立像」が祀られている。聖居山の秀麗な自然景観と清浄な渓谷である聖居山渓谷や天興貯水池などと美しい景色を織り成す寺院である。